利用期間26年、長らく使ってきたプロバイダを解約。いや、結婚後に奥さんとアカウントを統合したので、独身時代を含めると30年以上使ってきた。

やめた理由は主に2つあって、その1つは10ギガ回線への未対応。

プロバイダはアメリカのAT&T系で、加入した当時はなんとなくカッコイイ気もしていたが、日本ではなかなか広がらず、後にソフトバンク傘下の日本テレコムに買収される。そんな状況もありサービス面での拡充は少なく回線環境は1ギガまで、10ギガへ積極的な対応が行われていない。1ギガの回線に大きな不満はなかったけれど、10ギガが利用できる環境が整ってきたので使ってみたい気持ちがあった。

もう1つ、こちらの方が重大でプロバイダ自体のサービス提供終了。

特にトラブルがなければプロバイダのサイトを見る機会は少ない。私もたまたま「10G対応しないのかな〜?」と久々に訪れると「2028年3月31日でサービス提供終了のお知らせ」の告知。え? 聞いてない! やはりユーザー数の伸び悩みは続いていたようで、遅かれ早かれプロバイダを切り替える必要が出てきた。終了まで2年の猶予があったけれど、10ギガ未対応もあって早めに切り替えることにした。

ここで問題となるのがメールアドレス。連絡を取るだけなら今はSNSやメッセンジャーアプリとか、何かしら手段はある。仕事ではドメインを取っているので、そちらのメアドで問題ない。

どちらかと言うとプライベートの用途で30年間、メールのアドレスとしてだけでなく、各種サービスのアカウントIDとして使っているケースもあって、ネットショップ、公共サービス、サブスク、金融系などなど相当な数になる。それを全て新しいものに切り替えなければならないのだから、考えただけでゾッとする。

ついでと言ってはなんだけど、ログインパスワードが昔は許された簡単なもののままもあって、新しいメアドの再登録と共に、できるだけ複雑なパスワードの再設定も含め整理することにした。

この地道な作業、かなり時間がかかると踏んでいたけれど、想像よりは早く終わった。というのも、例えばネットショップはAmazon、楽天、ヨドバシがメイン。ネットが始まった頃はあちこちのショップを利用していたのが、時代の流れで集約されてきたから断捨離の意識があればスムーズ。サービスによっては一度限りの利用もあり、自分に必要なものの取捨選択がやりやすくなり、この機会にいくつかのサービスは退会した。

そんな中でも重要なのは、マイナなどの公共サービスと金融機関。セキュリティの面から郵送でやるのか?と思っていたら、スマホによる二要素認証や生体認証が進んでいて、さほど手間を掛けずに切り替えることができた。世間的にパソコンは持っていないがスマホは持っているユーザーが多く、生体認証で本人確認がしやすいスマホに合わせて、セキュリティが進んだ恩恵でもある。

セキュリティで言うと、今はブラウザやアプリがパスワードを記憶してくれるので、躊躇することなく長ったらしい強固なパスワードができる。これも時代の変化で有り難い。

そんなこんなで、トータル100〜120アカウントを確認。数は多いものの大きなトラブルはなく作業が進み、不要なサービスの断捨離もできた。ただ、抜けているものに後から気づくこともあるため、1〜2か月は新旧プロバイダを二重契約することにした。

民間サービスであるプロバイダが発行したアカウントで、公共のサービスの登録をしている人も多いはず。民間は採算が合わなければ、サービスを終了させる可能性がある。私のケースより、もっと多いユーザーを抱えるサービスであれば、数十〜数百万アカウントの変更祭りとしてパニックになるかもしれない。ある意味でインフラの一部でもあって、順調に回っていれば気にもしなけれど維持できなくなる時が来ても不思議ではない。

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投稿者 yamaji

大阪在住のデザイナー、大阪芸術大学非常勤講師。Web、グラフィック、動画、文章書き、ネットショップ運営。Photoshop、Illustrator書籍、雑誌記事執筆、Web&デザインセミナー開催多数。

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